戦闘・戦士


100個


101「俺の背中を見てろ〇〇!!いいか。泣くんじゃない。男だろ。死ぬとわかっていても男にはやらにきゃいけない時があるんだ。……情けねぇ父ちゃんだな。俺は。」



102「悪には徹しません!決して、正義が果てる事など有りはしないのです!!

さぁ、参りましょう!悪を正すのです!」



103「1つ。君に質問をする。今の己では絶対に勝てない敵がいるとする。その場合、己の力量を高め、やはり己の力で立ち向かうのか、それとも他人の力を糧(かて)とするのか。

ふっ、そうか、私なら他人の力を糧とする!だってそうだろう?綺麗事など要らぬ。

それよりも、より楽で確実な方法をとる。それが本物の強者というものだ。」



104「やだなぁ…。あんな奴らと一緒にしないで下さいよ…。

ほら、奴らって酷く汚いし、下品だし。もう、最悪でしょ?

僕はあんなのとは違います。もっと上手く殺りますから。」



105「ハァ…ハァ…ッハハ!!…くたばれだぁ?そう簡単にくたばってたまるかよ! 俺にはなぁ…待ってる家族がいんだよ。…それなのによぉ…こんな所でテメェみたいなのに殺られてられっかってんだ。…グハッ……。ヘヘヘ…おら、それがテメェの本気かよ!!かかってこいやオラァ!!」 



106「あの日、私は死んだんだ。

既に死んでいる私に、失うものなど無い!

さぁ…後悔するんだね。

私の生きた証だった…私の大切な人を傷つけた事を…消した事を…!

その罪は重いぞ!貴様の命を引き換えにも足りぬ!

…償え!!これが罰だ!!」


107「苦しいよ…。苦しいに決まっているじゃないか…!!

僕は…あいつにたった1人の家族を…母さんを殺されたんだ。

だから、どんなに苦しくても…どんなに辛くても…。

あいつを殺すまでは…僕はこの戦いを辞められないんだ。」



108「馬鹿者!!我々は兵士だ!国を守る駒だ!

その我々が、人一人とて切れずにいてどうする!!

我々には背負うモノがある!国がある!剣を抜け!

出来ぬと言うのであればここで死ね!」



109「酷い…酷すぎる…!…くそ…黙れ!作戦はどうした!

あああ!うるさい!この状況はなんだ!私はその様な命令はしていない!!

誰だ…誰の命令でその様な事をしたと聞いている!!

何…皇子(おうじ)…?くそ…一体何が起こっているんだ!!」



110「もう、堕(お)ちるところまで堕(お)ちたんだ。この国はもう再生されることはない。

…女王の首は私が捕る。

45年間…私が仕(つか)えたお方だ。

あのお方の首だけは、他者に落とされたくは無い。」



111「身近な人がどんどん死んでいく。

この恐怖がわかるか?

守るべくして戦っているはずなのに、戦のせいで命を落としていくんだ。

もう見たくないんだよ。大切な人の死に顔なんて。」


112「逃げろ…俺はもう…ここで死ぬより他無いんだ…。

お前は、まだ生きる事が出来る。

行け…!自らの身は、自らで守り抜け!!」



113「何をしている!!必ず近くにいる筈(はず)だ!探せ!

…くそ…見つけたら八つ裂きにしてやる。」



114「国民諸君。どうか聞いてくれ…3日前より我々人類を脅威へと陥(おとしい)れた怪物…何人…いや。何万人の人類が、奴等の手によって殺害(さつがい)された。

国際情報によると、我が国以外の国でも、同種と見られる怪物が暴れているとのことだ。

諸君!!この惑星(ほし)に、逃げ場など無い!!逃げは死のみしか生まない。

人類よ。抗うのだ!!」



115「君の為なら、僕は死んでも良い。君の笑顔と…君の愛が…僕の生きる希望だった。

僕の生まれてきた理由は、君だったのかもしれない。

ねぇ。…もしも、もしも生まれ変わったら…。また、俺の前で笑ってくれるかな…?」



116「お願い皆…!今は…何も言わずについて来て欲しいの。

私達じゃなきゃ…駄目なの。

悪夢が…また再び始まろうとしている。私達はそれを止めなければならない。

今は…信じられないかもしれない。でも、なんだか上手く説明出来ないけど…!私達じゃなきゃ救えない。そんな気がするの!」



117「何言ってんの?今も昔も、僕は変わらないよ。

変わったのは、君の方だろ?

…気に食わないなぁ。最近大層ご活躍の様じゃないか。

僕はね、昔から今の君みたいなのが大嫌いなんだよ。

今すぐ消えてくれよ。…残念。時間切れ。強制排除」



118「なんでだよ…なんであんな奴に作戦の舵(かじ)を任せるんだ!アイツは…この国の事なんかこれっぽっちも考えちゃいない!

総監…。いや…父さん…!頼む…。頼むから!この国の消えてどうも思わないような奴に舵をとらせないでくれ!」



119「大丈夫…大丈夫だから。坊主。アンタは心配しなくていい。ほら。早く…母さんの元へ帰りな。

いいか。振り替えるんじゃない。男なら真っ直ぐに行くんだ…いいね。」(男の子を庇って打たれた設定)



120「僕は、失った大切な人の魂を、取り戻すためにこの地に来た。

もう覚悟なら出来ている。成し遂げるためならば何でもしよう。

代償ならばいくらでも払う!!

だから、この子の魂を、どうかもう一度…!」



121「負け犬…フフッ笑わせてくれるな。お前は負け犬にも及ばない。じゃあ何かって?そんな事は知るか。

ただ…負け犬とは、例え負けたとしても1つでも多くの傷を勝者に付けようと吠える者の事を言う。

貴様はその名の名乗るに相応しくはないということだ。

悔しければ、その命を落とすつもりで吠えてみろ。」



122「っあああ!!…クッ…構うな!…俺は、お前等に恨まれても当然の人間だ。

お前等の邪魔をしたし、お前等の仲間を傷つけた…。グァア…!

ヘヘッ。償い…という訳ではねぇが…。これで、少しは俺も…お前等の仲間らしく…なれたかな。

残念だが…ここでお別れの様だ。お前等と過ごした日々は、短かったけど、それでも……楽しかったぜ。あばよ!英雄!」



123「王は…貴方の存在を許してはいない。私はどちらでも良いんですけど…王の命令だから…仕方ないんですよね。

…始末したと思ってたのに、こんな所に隠れていたなんて…私に隠れて…こういう事されると…とてもとても困るんですよ…。

悪い子は嫌いです。

正直に謝ってくれさえすれば、ちゃーんと殺してあげるのに…。なんでこういう事するかなぁ…!

貴方達に…未来なんて…希望なんて…要らないんだよぉお!! 」



124「信用してるって…?フッおめでたいな。信用して裏切られることの恐ろしさを…知らないからそうやってお人好しが出来る。

…私は、もう誰も信用しない。

1人だって戦える。死んだ時は己が未熟だっただけ。

…人の手は借りない。信じるのは己のみ。」



125「ぶっ壊す…。民衆がこの世界を許すのなら、それに抗ってでも…こんな世界なんざ俺がぶっ壊してやる!!俺はなぁ、どうしようもなく腐ってるこの世界が大嫌いなんだよ!!」



126「辛気臭い奴だなぁ!ほらぁ、戦なんざ敵を斬って叩き潰してブっ殺す。ただそれだけだ。それで良いんだよ。

相手は敵だ。敵に同情なんざしてりゃあなぁ、こっちの命がもたねぇよ。オラやんぞ。モタモタすんな。死にてぇのか。」



127「菌の汚染は止まらない。感染者に触れただけ…ただそれだけで皮膚粘膜から体内へ吸収され、発病する。

人を一人一人…隔離する必要がある…。

法に拘(こだわ)っている場合では無い!

今こうしている間にも…菌はそこ勢力を拡大しているんだ。

諸君…頼む…ここで人類が絶える訳にはいかない!抗おう!人類に敗北は無い!」



128「私は…兵士です。貴方達の様に自由に仕(つか)える主(あるじ)を選択できる立場には無い。

この身は…戦士となってからの一生をこの国の王家に捧げようと誓った身。

私は新国王に仕(つか)えます。

例えこの身を滅ぼす事になろうと…。

貴方は貴方の信じる正義を追いなさい。戦士として、後悔の無いように。」



129「この世界を正す為に俺は戦っているんだ!!ずっと甘やかされて生きてきたお前とは違う!!

俺は!お前なんかに…負けてなんかいられねぇんだよ!!」



130「黙れ……黙れ…黙れ黙れ!!例え…恋人だろうが…愛していようが…何だろうが…。

誤った道に進む人間を放っておくわけにはいかないんだ!!

武器を捨てろ!!さもなければこの槍がお前を貫く事になる!!

私は本気だ!!」



131「何してるんですか!!貴方は怪我してるんですよ。その自覚がありますか!

あるって…じゃあ何故…どうしてこんな事するんですか!!

辞めてください…もう、辞めてくださいよ!!死にたいんですか!!」



132「俺は…いつだってこの命を掛けてこの国の民の為に戦ってきた。それなのに、ちょっとやそっとの事で裏切れっかよ。

確かに…俺はお前とは戦いたくねぇ。一緒にパーティー組んで戦った仲間だからな。

お前の強さは、一緒に戦った俺が一番分かってる。

だが、次会った時には容赦なく撃つ。お前も、容赦はいらねぇ。

お互い、戦士として後悔無いようにな。死ぬときは、潔(いさぎよ)く死のうぜ。」



133「うっせぇ!黙れ…俺に指図すんな。

俺に指図できるのは、師匠だけだ。他の野郎の指図なんざ受けねぇ。分かったらその汚い手を離せ…。失いたいか。」



134「っ…あああ!!うるせぇ!こんな所で…負けてられねぇんだよ。

俺は、必ず生きて帰る!!

そう約束したんだ!!

ああああ!!お前を、ここでぶっ殺す!!生き残るのは、俺なんだよ!!」



135「触れるな!!あ……すまん…だが、駄目なんだ…アイツじゃなきゃ…。

どうしても心を許すことが出来ない。

お前は悪くない…ただ、私が弱いだけだ。すまん…今は許してくれ。」



136兄のお役目「…お前らにはまだ早い。お前らが一人前になりゃ、ちゃーんと教えてやる。お前らが半人前のうちには、お前らを何があっても守る。それが兄貴のお役目ってもんよ。」



137雨雲の神に支える者「火成(かなり)の一族は、数百年前から変わることなく、この地に恵みの雨をもたらした雨雲(うも)の神に支(つか)える。

雨雲様の封印の時から数百年が過ぎた。再び、雨雲様は復活し、この地に恵みを与える。

阻止はさせない。

雨雲様を祟(たた)り神であると誤言(ごげん)し、排除した哀れな民に、災いをもたらすのだ!

雨雲様こそ、この地を支配するに相応しい。

貴様らも共に従うのだ!恵みの地に、祝福を!!」

※雨雲の神は架空の神です。設定上では雨を降らし、地上に潤いと恵みを与えたとする。



138「俺は最初から一族のお役目を果たす為だけにお前らに近づいた。

この時を。天津ノ甕星(あまつノみかぼし)様の復活するこの時を…ずっと待っていた。

今こそ、我が一族の宿命を果たす時…天津ノ甕星様の復活は、絶対だ。」



139「オッサンら(お兄さん達)俺の縄張りでなーに勝手に喧嘩してんのー?

勝手に此処いらを荒らすなんざ許さねぇ。

此処では俺が掟(おきて)だ。」



140「さぁ、出てこい!今度こそ邪魔は居ない。あの日…出会った頃より、今 再び此処で出逢うまで、私(俺)はお前を片時も忘れた事などない!……一本勝負。それだけで良い!…剣を抜け!!そして私と戦うのだ!

…よし、それでいい。背中を合わせろ。これから10カウントしよう。そのカウントで10歩ずつ離れて、一本勝負だ。いいな。

…10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…0!はぁあ!!(剣と剣がぶつかり合う)クククッあははは!!ああ…やはり、お前と剣を振るい合うのは…この上無く楽しい!!

さぁ、さぁ!!どうした」



141「おい、泣くな。男だろ。

なんだ。心が痛ぇのか?…俺も痛い。

…何回味わっても、痛ぇもんだな。仲間の屍を目の当たりにするっつぅのは。

でもなガキ、戦士になるっつうことは、こういう事だ。

自分が死ぬ事なんかより、仲間の屍がこうやって目の前にある現実の方が、よっぽど心(ココ)が痛ぇんだよ。

覚えとけ。俺等にも、敵にも誰かが命を落とせば、それなりに苦しむ奴がいる。

戦士ってのはな、そういう重みを背負って生きていかなければならねぇんだ。」





142キャプテン「俺は死んでも、もう悔いはねぇよ。仲間の皆はめっちゃ良い奴だったし、お前もちゃーんと成長した。もう一人前だ。

俺が育てたガキを、この船のキャプテンにするっつう俺の夢も叶ったしな!

あー!最後は笑って死んでやるよ!良い人生だった!!あはははは!」



143「俺は、絶対助けるって、アイツに言ったんだよ…。ああ、ああ!あの時…なんで掴めなかったんだよ…。なんで届かなかった!!何してんだよ…。俺は…何しに来たんだよぉ…!!助けに来たんじゃねぇのかよ!!!」



144「効かねぇ。効かねぇよぉ!そんな迷った弾なんざ効かねぇ!!

舐めてんじゃねぇ。いくら弾丸に骨があってもなぁ、その弾を放つ人間が迷ってりゃあ、弾も迷うんだよ!!

弾丸はな、魂なんだよ!!」



145「良い構えだ♪だがまだ浅いな。そんな切り込みじゃ、俺にはまだ勝てやしねぇよ。

さてと、そろそろ蹴りをつけようか。かかってきな?本気でな。」



146「へっ(笑)…上等じゃねぇかクソが!!俺はなぁ!一度もアンタの事、師匠だなんて思ったことねぇんだよ!

俺の道は俺で決める。指図してんじゃねぇ!」



147「フフフ…面白い作戦だねぇ。と言っても、脳筋(のうきん)な君たちにしては。だけどね。おっと、武器を向けるのは止(よ)してくれよ。僕はゲームメーカー。戦場で日々戦う君たちに確実な勝利への道を提供する。それが僕の生命価値であり、生きる意味だ。この僕の頭脳で考えた作戦に負けはあり得ない。ま、信用できないのなら僕を此処で追い返せば良い。僕を欲しがっている軍隊はいくらだってあるんだから。

クククッ脳筋でも、少しは働く脳みそのようだね。

いいよ。ホラ、僕についてきな。」

※ネタ30に別パターンあり



148ナデシコ「我らナデシコは…!この紋章と、国家と国民の前に!勝利を持ち帰る事を宣誓(せんせい)します!

男達は大人も子供も皆、戦火に焼かれてこの世を去った。

だが、ここでオメオメと負ける訳には行かない!今こそ!この国の力を知らしめるのだ!

そして、いつしかまた、笑い合える国を作ろうではないか!」



149「お前ら!足を止めるんじゃねぇ。

進め…進むんだ!地面を蹴れ!

我らが祖国に栄光を!!

勝利は、我らに在り!」



150「安心しな。俺はここで殺られるような男じゃねぇ。必ず生きて帰ってみせる。

おら、さっさと行きな。急いでんだろ?

オイ!お前ら!此処はぜってー通さねぇ。かかってこいや!」



151「安心しな!俺が必ず救ってやる!奇跡が起きない限り無理だってんなら、奇跡でもなんでも起こしてやるよ!

だから泣くな。笑え!」



152「裏切られた?だからどうした。

ここは戦場だ。裏切りなど、あって当然だ。

裏切られた方が馬鹿なんだよ。

悔しいか。悔しいなら戦え。そして己を切ったソイツを殺せ。」



153「灯篭祭(とうろうさい)の祭事の中…悪行に働く悪党が在り。

……その方(ほう)、名を何と申す。…土影ノ栄一(つちかげ の えいいち)…。悪いが、此処でお主に情けをかけはしない。

お主には此処で消えてもらう。

さぁ、刀を抜け!!構えろ。

…拙者(せっしゃ)、名を灯火ノ○○(とうか の ○○)と申す。いざ、神妙に勝負!!

はぁあ!!!…勝負あり。

………お主の名は、今日…清流を流るる灯篭と共に流そう。土影ノ栄一…静かに眠れ。」




154「桜(さくら)は俺の刀だ。確かに…コイツは人をそう簡単には

殺さない。

良いんだよ。そもそも、俺がそれを望んでいないからな。

今…この時代は血で染まっている。誰もが相手方を悪だと思い…女 子供も関係無く斬りつける…。そんな時代だ。

だがな、俺は…人の想いってのを、信じたいんだよ。

ん?難しいか。……そうだなぁ。

つまるところ、何処にも悪なんざ存在しねぇってこった。皆、それぞれ自身の正義を守ってんだ。

だから、俺は人を殺らねぇ。

人をどんだけ生かせるか。それが俺の正義だ!」




155「辞めろ…もう辞めろよ!!同じ人間同士…殺し合って何になるって言うんだよ…!聞いてくれよ…俺のこの声を聞いてくれよぉお!!

皆!皆!!……なぁ…なんなんだよ…。辞めろよ、辞めてくれよ…!

まだやんのかよ!!」



156「蝶は羽ばたく。そしてその羽ばたきは、やがては大きな嵐となって吹き荒れる。……ここにいる皆がそうだ。綺蝶(きちょう)にいる者共は皆、それぞれは力と呼べるモノを何1つとて持ってはいない。

弓を折られたエルフ、腕を失ったトロール、足を切断されたケンタウルス、神より見捨てられたグリフォン、知恵を失った仙人…そして…私たち、故郷や家族を失った人間。

だが、少しずつでも、今まで私たちが世界に起こした影響は全てに価値がある。

全てが世界の何かを変えるきっかけとなり、弱者の希望の灯火となる。

…今も尚(なお)苦しめられる民を、私達が救う。それが我ら綺蝶のお役目だ。」



157「…ふぅん。ロマンね。

まぁそういうのどうでも良いけどさぁ。

ちゃんと出すモン出して貰えねぇと、俺…此処出ていくから。

まいどー。んじゃ、今日も殺ってきますか。」




158「あのさぁ、こちとらトロールを命懸けで生け捕りにしてきたんだ。

それに見合うだけの報酬(ほうしゅう)くらいは払ってくれても良いんじゃねぇか?

じゃなきゃトロールは引き渡せねぇ。さぁ、どーすんの?払うの?」



159「坊主ー。泣くな。こんな時こそ笑え!!なぁに泣きべそかいてんだぁ?こんな時はなぁ、頑張るぞ!って。へこたれ無いぞーって、気合い入れて頑張るんだよ!」



160「戦いは始まりました。

京より上げられた火の手は、もう既にこちらも目の前に迫っています。みなさん。恐れる気持ちも分かります。ですが、我らが国家を、私達のこの手で守るのです。

みなさん、行きますよ!遅れないように。」



161司令官「B軍、全機体…墜落確認。A・B…各軍からの応答はいずれも無し…。

…………皆。聞いてくれ。私の司令の無力さ故(ゆえ)に…我々の仲間は失われた。

……残るは我らがX機体と、脱出機体のみ。

脱出機体へは、3名のみしか乗り込めない。

…………ライアムとエースは私と脱出機体へ。

……他は皆、このままX機体で交戦せよ。

……すまない。すまない…!!私達3名が、必ず我が軍の栄光の糸口を見つけ出す。そして、必ずや帝国を打ちのめす…!

すまない…私達のために…この軍のために!!…死んでくれ!!」



162 SP:お嬢様との約束「何を言ってるんですか。

どんなに傷ついたって…何度倒されたって…!何度だって俺(私)は、貴女を守る為に立ち上がって…また貴女の盾となり、矛となりましょう。

約束、したじゃないですか。命を賭けてでも絶対に貴女を守るって!!

だって、俺は貴女のSPですから!!」



163平和な時代「平和な時代など、幻想だと思え。

…平和に溺れて甘えているから、この程度の攻撃にも弱音を吐くようになるんだ。

戦争は殺し合いだ。相手だって俺達が恐ろしいんだ。

恐ろしい相手は排除する。それが人として、生物として当たり前の心理だ。

…やられる前にやれ。じゃなければ己が命を落とすだけだ。

…俺だって、恐ろしく無いわけじゃない。…いつ殺されるか分かんねぇ。この状況が恐ろしいんだよ。」



164魔女狩り「魔女は構わず皆焼き祓(はら)え!!魔女は悪魔だ。我々に嘘の善を唱え、我々を悪の道へと引き込む。

魔女は人の子供を喰らう!魔女が存在する限り、我らに幸福は無い!!」



165「なぜ戦わない?なぜそうやって震えていられる!

今も目と鼻の先で、仲間が殺されているんだぞ!!

…怖(お)じ気(け)づいたか!!

なぜ、仲間の為…戦えない?

これでは敵の思うがままだ!!

…もういい。無理に仲間の為に戦えとは言わない。俺は1人でも戦う。

どうせ捕らわれて命を落とすならば、戦って死ぬ方がマシだ!」



166「戦う者は戦え。恐れる者は死ね。どうせ国の為にならぬ命など、ここで捨てるのだ。

いいか!コレは遊びじゃない。戦(いくさ)なのだ!!

先(さき)の戦(いくさ)、既(すで)に戦場へ向かった我らが英雄達(えいゆうたち)は、殺された。

今も尚(なお)、その血肉(ちにく)や骨はあの場所で我らの助けを今か今かと待っているんだ。

立ち上がれ民よ!!そして運命を切り開け!!」



167「……僕は、なかなか僕を認めてくれない家族に…認めて欲しくて…一人前になりたくて…!防衛隊(ぼうえいたい)に入ったんだ…。

僕は…防衛…なんて簡単なモノだと思ってた。

戦場の最前線で戦う勇者達の後ろで、適当にあしらっていれば、それで良いモノだと思ってた……。

でも…違ったんだ…。僕みたいな弱虫じゃ…。自分の家族すら守れなかった……!!

悔しい…悔しい!!!ああ…あああ!!ふざけんな…ふざけんな!!!俺が…俺自身が甘ったれてるから…こうなってんじゃねぇのかよぉ……!畜生…畜生(ちくしょう)!!」



168「うるさい…。もうマスターと呼ぶな…。…ッハハ…格好悪いな。いつも、"仲間の為になら死ねる戦士であれ"と部下に言ってきた俺(私)が、死ぬのを拒むなんて。

…これでは、マスターたる資格などない。

…この戦(いくさ)は、どちらかが全滅するまで終わらない。なぁ。

……終わらないと言うのなら、此処で終わらせないか?…ああ…自滅というのは、俺(私)が一番嫌ったら行為だ。

だが、……俺(私)は、お前となら死んでも良い。……すまないな。最後の最後に…弱い俺(私)など、見せてしまって。

……お前のことを、愛している。永久に…愛している。」



169司令官「うるせぇ!!俺だって、仲間の死には涙くらい流す。コイツらは、俺の司令が無力だったが為に死んだんだ。戦力の問題じゃねぇ。

…クソ…。すまねぇ。お前らの分まで戦って、必ずこの戦に勝つ!!

そして、港に戻ったら、きっちりお前らを家族の元へ帰らせてやる。……約束だ。」



170光軍「闇を信じ戦う戦士達よ。

私は光最後の戦士。○○(自分の名前)。

お前達のことを、私は否定するわけではない。光あれば闇がある。またその逆も同じ事。

我々は、互いに存在するからこそ存在出来る。相互する存在なのだ。

だが、また我々が争わなければならぬのも事実。

此度(こたび)の戦、民から上がる声を聞けば、光はこれで終焉を迎えるのだという声が多く伺える。しかし、光が白旗を掲(かか)げる事は無い!!

我々光は、存在する限り戦い続ける!例えこの身1つになろうとだ!!さぁ、構わず剣を構えろ!!

滅びるのはどちらか。終焉の時は近い!!」



171独りでやってきたから「ふざけるな!!!

私は…いつだって独りで殺ってきた!!どの様な手厚い軍の歓迎にも、私は屈(くっ)した事は無い!!

それを、今さらパーティーを組めだと……!

私は戦士だ!!そこらのか弱い女(腰を抜かしている男)とは違う!!

隊長!!私のプライドを、ここまで育て上げたのは、貴方の指導と訓練の賜物(たまもの)です。

その事をくれぐれもお忘れ無きように。……私は独りでも、必ず成果をあげます。今までも、ずっとそうしてきましたから。」



172「…神が成敗できぬと言うのなら、この私が正義の名のもとに、貴様を斬ってみせよう。

貴様は悪だ。悪に償(つぐな)わずして生きる道は無い!!

……償え。そして一生涯正義に尽くすと言うのならば首までは取らぬ。さぁ……答えは2つに1つ。答えるがいい。」



173「悪に屈する事は無い!!

……例え殺されようが、拷問されようが!!仲間は絶対に裏切らねぇ!!

っあああ!!……うっ……ああ!!

……立ち止まるな!!逃げろ!!これは罠(わな)だ!!俺はお前を釣る為の餌(えさ)だ!! 

だから……早く…逃げてくれ!!」



174家族との約束「…へっ。こんなモンで、へばってられっかってんだ。

俺はな、ブッサイクな女房と、小便くせぇガキを家(うち)で待たせてんのよ。

"必ず帰る"って言っちまったからなぁ。めんどくせぇけど、勝たねぇとなんねぇんだわ。」



175「っあああっ、ああ!!

隊長!!なぁ、聞いてんのかよ!!

……俺、アンタが言ってた通り、此処で死ぬみてぇだわ!!

……弱音を吐いて、訓練もろくに出来ねぇようなガキは、この戦場では生き残れねぇ!!全くその通りだ!!

そのクソガキから!!最後に頼みがある!!……母ちゃんに、アイツは死んだって、ちゃんと伝えてやってくれ…!!

っああ!!畜生…!!最後くらい、俺ごとテメェも殺してやるよ!!俺の命、タダで落とせると思うなよっ!!クソガキはクソガキなりに、ちっちぇ脳ミソで、色々考えてんだよ!!

クソガキ舐めんな!!」



176「っ!!貴様…貴様ァア!!よくも、よくも私の前で父を!!

斬る!!斬る!!斬る斬る斬る!!斬る!!!っあああ!!

グハッ……クソ……クソ…ッ……そうだ、ああ…そうだよ!!所詮…私など父上の足元にも及ばぬ…ただの弱虫だ……。

何も出来ない…家族のことも、村のことも……最後の親類である父上すら…守る事が出来なかった……。

クソ……クソ…っうう……。殺せ……もう、早く皆の元へ…行きたいんだ…。」



177「…恐いか?…私も恐い。

この果てしない宇宙の中…一体何千何億の敵が存在するのか……。

あとどれくらい…命の灯火が消えていくのを…消されるのを見れば!この戦が終わるのか…。

お前も、もっともっと…沢山の人の死を見る事になるだろう。

…だが、"守れなかった"と悔やむのではなく、一人でも多くの仲間の命を"救おう"と努力することだ。……死ばかりを見るな。また数時間後には敵が攻め入(い)ってくる。今生きている仲間を見るんだ。

…じゃなければ私の様になってしまう。

…私…。私は、いつの間にか、目の前の光すら見えなくなってしまった。」



178"分からない"「ねぇ、…ちょっとヤバイよ…。このままじゃ、僕たち皆殺されちゃうよ…!!

ねぇ、聞いてるの!?っ…なんでだよ…どうしてあんな化け物と戦おうとなんて思えるんだよ!!

分かんないよ…分かんないよぉ!!ぼ、僕は…僕は逃げるよ…。あんな化け物…敵(かな)う訳がないじゃないか!」



179怪物へ化けた愛「結局…守ることは出来なかった。

国を捨てても、家族を捨てても、自身の身体を捨てても…!!結局は、…結局は私の自己満足でしか無かった。

何も変わらなかった。何も得るものは無かった。

失うだけ失って…恨まれるだけ恨まれて、呪われるだけ呪われたが末(すえ)には……自分自身ですら…止(と)める事の出来ない…怪物に…成り果ててしまったんだ……!!ウグ…ああ…あああ!!

返せ…返せぇえ!!こんな…事なら…アイツが殺されたあの時に…私も…死んでおけば良かった…!!」



180  SP「…おい。俺のクライアントに何勝手に触れてんだ。

その人はなぁ…お前の様な汚ねぇ野郎が気安く触れて良い人じゃねぇんだよ!!

っああ…!!…くっ…痛ぇなぁ!!

…すんません、お姫さん。ちょっとばかり危険でした。

でも、安心してくだせぇ。

この俺が、例え指一本になったとしても、必ず貴女を城へ連れ帰ります。

オラ!!野郎ども!かかってこい!俺が相手だ!!」



181「なぁ~に言ってんの?

テメェの大切なモノすら守れねぇ。誰のせいだ?テメェのせいじゃねぇのか。テメェが弱いからだろ?

俺には、テメェの大切なモノなんざ関係ねぇ。

俺はただ俺の邪魔者を排除しただけ。

俺には不要な存在だからな。

……守りたいなら、勝手に守ってろ。テメェの正義はテメェが貫け。」



182兄弟無双「なめてんじゃねぇよ。

俺達兄弟…全員最強無敵。

誰もお前等になんか殺られやしねぇ。

全員生きて、この戦場から笑って帰ってやるよ!!」



183「なぁにさぁ。女がバディだったらそんなに不満?

女だからって舐めないでよ。

アタシ、そこら辺の男には負けないよ。

ねぇ。そんなに不満ならさ、アタシと戦ってみなよ。アタシが勝ったら、二度とアタシを馬鹿にしないこと。アンタが勝ったら、アタシ戦士辞めるよ」



184「…ふぅ…。僕…アイツ苦手。だって、なに考えてるか全く読めないんだもの……。

ねぇ、オジサンはどうする?アイツ…一筋縄じゃ殺れないよ。

僕?……僕は…正直もう関わりたく無いかなぁ。

でも、此処で食い止めなきゃ、ヤバいんでしょ?

なら、やるっきゃないじゃん?

ただ…オジサン…。やる気なら、今此処で死ぬ覚悟しときなよ。

……アレは人間じゃない…化け物だ…!」



185血と涙と「この流した血と涙が、先の未来に幸せをもたらすのなら、それを信じて突き進む。

……大丈夫。何かを求めて泣く事に…恥じる必要は無い。

だから、今はただこの竦む足を…抱いて頬を濡らそう。

そして明日、また歩み出せば良いのだから。」



186「いい加減…そういうの疲れたんだよねぇ。

正義だとか…愛だとか…そういう暑苦しいの、僕無理だから。

…どうでもいいから、その腰にさした刀、飾りじゃ無いんでしょう?

早く抜きなよ。

…自分の言い分を通したいのなら…戦いに勝利する事。

それが全てであり…答え。

さぁ、来い。」



187「この戦いは、この戦いだけは…血を流すだけの汚い戦いに終わらないと信じてきました。

この腐った世界に…国に!革命を起こすために、成すべき戦いだと!そう思ってきました!!

でも…違ったんです。

していい戦いなんて、無かったんだ。

だから、せめてこの戦いを終わらせるために、!僕は、アイツを殺すんだ!!」



188「ここは俺に任せとけ!!

ほら、いいから早く行けって。

お前は、こんなとこで雑魚に足止めくらってる場合じゃねぇだろ!!

大切な女を、迎えにいく最中だろうがよ!!

フッ…なら、こういう面倒な雑魚処理は、俺がちゃーんとやっとくから!!

だから振り向くな!!お前はただ前見て進んでろ!!」



189「あーあ。まぁたアンタら、厄介なモンに手ぇ出しやがってぇ。

全く……もー、しーらね…もう毎度毎度言わせて貰うけど、もうしらねぇからマジで。

…はぁ、っつっても、そーゆー訳にはいかねぇろうがよ(怒)

全く…めんどくせぇけど…仕方ねぇ。オラ!!かかってこい!!俺が相手だ!!」



190司令官「…少し、待っていては貰えませんか。

アイツは私の知る限り、あの様な攻撃に殺られる様な、やわな兵士ではありません。

もう少し。もう少しだけで良い。

生存確認のための時間を下さい。

アイツは私の部下です。死んでいた場合の責任は私が全て負います。なので!今一度、我がチームに時間を下さい!!」



191「この背中に刻まれた勲章に恥じない様に。

一生涯かけて、俺は戦士として生き抜く。

それは誰のためでもねぇ。俺の生きざまを貫く為の誓いだ。テメェらみたいに、仲間とか、友情とか…甘ったれた絆なんざ、俺には必要ねぇんだよ。

俺は俺の為に敵を斬る。テメェらはテメェらの正義、勝手に守ってりゃーいい。」



192  SP「はぁ…アンタ、馬鹿ですか?

俺はアンタの親父に雇われたSPですよ。

………何泣いてんスか?

………俺が死んでしまうって?

馬鹿かよ…。あんなぁ、俺はアンタを死なす訳にはいかねぇの。

アンタは俺の後ろに隠れて攻撃から身を守っときゃ良いんだよ!!

………安心しな。アンタを無事に送り届けるまでは意地でも死なねぇから。」



193分かってる。されど私は。「分かってる。

何もかも、守れなかったのは私が逃げたからだ。

国は死んだ。私のせいで死んだ。

だから…せめて最後の家族であるお前の事くらい、守り通したいんだよ。」



194「俺は、一度守ると決めたら意地でも守り通すんだよ。

危ないとか…もういいからとか…そんなお前の言葉なんざ知らねぇ。俺がただ守りたいから、黙って守られてろ馬鹿!!」



195「俺は、16で出征してから今の今まで、お国のために国民のためにーって、そーやって銃弾打ってきた。

俺のこの手も、身体も今までこの世から追い出した奴等の血で汚れてるって訳。

……だから、誰かが死ななきゃなら俺が死ぬ。

この命、戦力となるために捧げれるのなら、兵士としてこんなに幸せな事って無いじゃないか。」



196ボスのために「ボスッ!っへへ。そりゃあ、助けにだって来ますよ。

だって私ッ…い、イヤ。僕!

僕は、ボスの子分ですからっ!

だから、ボスが危なかったら、ちゃんと助けに来ます!!

だから、信じてください。大丈夫ですから!」

戦いに慣れていない子がそれでも頑張ってボスを助けに来たイメージ



197「ッフフ。残念だったね。

私、大切なモノを守る為になら壊れれるの。

ほら、一緒に死のうよ。

どうせもう、お互い助からないんだからさぁ!」



198「だから言ったでしょ?私達もうお互い助からないって!!

逃げ道なんて、そんな親切なものは初めから用意してないの!!」



199「フフフ…そうね。助かる為には、もう狂ってしまうしか無いの。

お互いに、同じだけの力量をぶつける事以外に、もう助かる道は無いのよ。

良かった。貴方に恋をして。

貴方となら、壊れてでも愛し合える気がするの!!」



200「やめろ!やめろ!!

隊長は立派な方だった!

いつだって…私達部下を1人でも多く帰還させる様にと動いていた!

…確かに、いつも無愛想で、私達のミスを許してくれなかったり、訓練の時、無理難題を押し付けてくることだって、あったかもしれない。

だけど、私達の命の事を、誰よりも考えてくれていたのは、あの人だったんだよ!

…あの人は、隊長は!私のせいで死んだんだよ……。

私を守るために…帰還させるために死んだんだよ!!

だから…死体なんかどうだっていいなんて、言わないで…?

一緒に隊長の亡骸を…探しに行こうよ!!

隊長は、どんなに危険な状態でも、遺された家族のために、死んだ兵士の死体は骨一本でも、もって帰ろうとしてた…!

そんな隊長の亡骸は、戦場に置き去りだなんて…あんまりだよ…!」