7個
1「なぁ、ご主人。僕は、君が笑っていてくれさえすれば、それでいいんだ。
だからさ、どうか笑っていて欲しい。
…僕が、必ずご主人を守るから。」
----✂︎----2019年----✂︎----
フフン♪さては貴様、私の露出された艶やかな肌に見とれておったな??
全く。我が主(あるじ)ながら分かりやすい奴じゃの♪
仕方ないから今回だけは大目にみてやろう。次見とれていたら…覚えておれよ??」
だが私は、あくまでも剣(つるぎ)。
貴方に寄り添う事はできない。
貴方がどんなに辛かろうが…どんなに苦しかろうが…私は癒す術(すべ)を知らない。
………もう、正直辛いのだ。
貴方に何もしてやれない自分が、憎(にく)くて仕方がないのだ。
……私を使って…よかったか?
斬(き)る事しか能(のう)がない私を使って…本当によかったか…??
……はぁ……。こういう時にでも貴方は笑うのだな。
私は、貴方の様にはなれないよ。」
…どうして泣いているのです?
…どうして、悔やんでいるのです?
…貴女が涙を流しているなんて、珍しい。
私でよければ、話くらいはお聞きしますよ。
…主。私は貴女の笑顔が好きです。いつでも笑顔で…"頑張れ"って肩を叩いてくれる貴女が好きです。
……どうか今日も、あの言葉を聞かせてください。」
我が主は○○一人だけ。貴様の様な小娘など、主でも何でも無い。
我は番人だぞ。我が主が創造した宝物(ほうもつ)を守っている。
主等と戯れ言を吐く貴様の様な小娘…葬ってみせよう!!
……死んだ…??○○がか??
嘘だ。我が主は死なない。…死んでいてたまるか…。
…!!煩い!!それ以上主を愚弄(ぐろう)するな!!
ハァハァハァ………ッククハハハハハハ!!
それほどまでに言うのであれば、我と戦ってみろ。誠に、貴様が我が主に相応しいのであれば、この我を倒してみろ!!!
我が主は…○○一人。我が自らの手で…それを証明してみせよう。」
6「お前は本当に認められるのか!
こんな小娘が新しい主!?ふざけるな…!!
何百年、何千年経とうが、我が主は あの人だけだ!!
…お前は変わってしまった。
俺達の本当の主の事を忘れてしまったのか!
………なら何故!主を愚弄(ぐろう)するような事をするんだ!
……黙れ…黙れ!!お前等…同士ではない。俺1人でも…主の名誉は守って見せる。」
7「ウチね?大切に思うとるんよ。
ご主人は、ウチのことタダの使い魔くらいにしか…思ってないかもしれんけど。
それでもウチ、あの人を守りたいから。あの人がお爺さんになるまで生かすんだって決めたから。
だから意地でも、この身体と想いを張って、守るんだ!」
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