100個


101「私…本当は先生の事好きだった。

…でも…でもね。迷惑かけてたんだ。

あの人は、私が恋をして良い人じゃなかったの。

私があの人を好きになればなるほど、あの人は苦しいの。」



102「おい!ばか…!俺をかばって死ぬとか…馬鹿じゃねぇの!?

俺は…お前に生きてて欲しいんだよ!なぁおい!死ぬなよ!目を開けてくれよっ…」



103「悪いけど…いつまでもこんなとこで遊んでなんかいられないんだ…。早くココから出なきゃ…!帰らなきゃ…!俺を、ココから出してくれよ…。」



104「移植…?まって下さい私はこの人の恋人です。

移植って、この人はまだ生きてるんですよ!!

心臓だってまだ、動いてるの!生きてるのに…心臓を他人に渡す、?どうしてよ!」



105「…夕日は嫌い。暗くなるたんびに、もう2度と光は見れないんじゃないかと思うから。」



106「死なないで下さい…死なないで下さいっ…!私の肉を食べてください…!(肉を切る)っ…ぐっ…ああ…あ…(泣)。早く…早く食べてください…。なんで…なんで食べてくれないんですか…?なんで死んじゃうんですか…?せっかく…せっかく私達…出会えたのに…想うことが出来たのに…私の目の前から消えないで…。

私を独りぼっちから救ってくれたのに…また独りぼっちにするんですか…?こんなの…あんまりじゃないですか…。」



107「なぁ…そんなに悲しそうな顔をするんじゃない。

私は人だ。人っていうものはな…いつか、いつかこうやって朽ち果てていくものなんだ。

ああ…涙なんて、お前には似合わないぞ?…私も悲しいよ。お前を置いていく私を…どうか、許してくれ。」



108「少しでも…可能性があるならって…期待することの何が悪いんですか…。

死体…見つかって無いんですよね?じゃあ…あの人はまだ死んでないです!

どこかで、きっと、きっと生きてるんです。お願いします…最後まで諦めないで、捜索を続けて下さい…。お願いします。」



109「僕は、こんな能力なんか欲しくなかった…!

この能力のせいで…僕は人じゃない。化け物だ!

皆僕から離れていく…みんな僕の事を人として見てくれない…当然だよ。…僕は一生人としては生きられないんだ…。」



110「絶対に嫌!!…まだ、まだ生きてる…息をしてる…!諦めたくない…絶対に、また目を覚ますから!また声を聞けるから…!

…だから、もう…諦めろだなんて言わないで…もう…死んでるだなんて…言わないで…。」



111「少しでも可能性があるなら…それに賭けてでも…どうしてでも…あの人の声を、抱き締められた時のあの温もりを、匂いを…もう一度感じたいの…。お願い…お願いだから…いくらでも待つから…目よ…覚めて…!」



112「私の姉さんは肺癌で亡くなりました。

癌が見つかった時にはもう脳転移も、骨転移もしていました。

姉は医者に言っていました。

"どんな治療でも良い。少しでも長く生きたい"と。

でも、私には姉はもう何年も生きる事もないということが分かりました。

それから間もなく、抗癌剤での治療が始まりました。

髪の毛が抜け落ちて、髪を結うのが大好きだった姉は酷く悲しんでいました。

そしてそれからガンマンナイフによる脳転移の治療もあって、半年が経ちました。

骨転移があったので姉は痛みで立ち上がる事さえ叶わなくなりました。

そして、9ヶ月が経ったある日、姉は死んだのです。

最愛の姉でした。幼い頃はいつも一緒でした。

そんな姉が苦しみ死に行く姿は、本当に辛かったんです。

私は、姉に転移が起こる前に、もう治らなくなる前に病院へ行けと言ってやれなかった自分を今も恨んでいます。」



113「母はもう私のことが分かりません。何度私が娘よと言っても、知らないと言い、おしまいには早く家から出ていって下さいと、必死に泣きながら訴えてくるんです。

あはは、ただ、私は母の笑顔をまた見たいだけなんですけどね。」



114「好き…か。伝えられるって、幸せなことなんだよ?

私はもう伝えることが出来ないから。…死んじゃったの。私の目の前で、飛び降りて。

手を伸ばしたけど。届かなかった。ただただ悔やむことしか出来なくて、もう二度と会えないんだ。

…君はさ、まだ伝えられるじゃん。

どうするの?今。伝えなくて良いの?」



115「君と過ごした日々は私は本当に自分らしくいれた。私を本当の自分にしてくれた君。来年、絶対一緒の高校に行くんだって言い合った君。せっかく、合格したのに。卒業だって間近だったのに。指定の学校鞄をぶら下げて一緒の制服を着た君は学校帰りに突然にこの世を去ってしまった。また明日ね。って校門前で手を振った君はもういない。

……君に会いたい。こんなのおかしい…ただの悪夢だって思いたい…私に自分の世界をくれた君…なんで、なんで君が居なくならないといけなかったの?…

来年は、新しい制服を来て、二人で新しい生活を始めようって約束…したのにさ。

桜の咲く前に居なくなっちゃうなんてそんなの、聞いてないよ。

戻ってきてよ…戻ってきてよ…。入学式…一緒にいこうよ…ねぇ。」




116「春がきた…けど、君の姿はもう何処にもない。

君が消えた日…私は君を見た。

桜を見に行くと何だか季節外れな事を言った君。それっきり君は僕の前から消えた。

…一体、どこへ消えたって言うんだ。

ねぇ。桜はもうとっくに咲いたよ?君が大好きだった桜が!

もう、一緒に見ることもかなわないの?

こんなの嫌だ…こんなのあり得ないよ!!

…桜…君がいない春なんか、来なければ良かったのに。」



117「人は皆死ぬ。そんな事はずっと前から知っていた。だから対して死ぬことは怖くないんだよ。

永遠の命。それはどんなモノなのか。

私はそれを知りたくてお前を生んだ。

そしたらお前は、とても良い子に育ってくれた。

お前のことを私は愛したし、今でも…いいや。死んでからもずっとお前を愛している。

なぁ、可笑しいと思わないか?

今、死ぬことよりも、お前から離れていくのが怖いんだよ。

もうじき死ぬ私、永遠に死なないお前…。

おかしいな…自分で望んで永遠の命を作ったというのに、なのに今は、一緒に死に行きたいとさえ思っている。

愚かだな…私は。」



118「…僕には分からない。彼女(彼)が何を考え、死に前の玩具(おもちゃ)に僕を選択したのか。

彼女は遊んでいないと言い張るが…。僕には単なる他人である僕が自分の死に行く姿を見て起こす反応を…面白がっているようにしか思えない。

ああ、確かに悲しいかもしれないさ。僕は高校生だぞ?人の死なんて、非現実的すぎる。

そんな僕が人の死に行くのを見て正気でいれるわけがないだろ!

なんで、どうして僕じゃなければいけない?

そんな理由、どこにもないのに。」



119「殺したくなんか無かったよ…でも…仕方が無かったの。

これ以上…この人を苦しめたくなかった。

ただ、ただそれだけだった。本当は、こんなこと…あ…ああ!う…う…。」



120「ねぇ。久しぶりだね。

しばらく会えなくてごめんね。

でも、君が私が居なくなって泣いていたこと、悲しんでたこと、自分を責めていたこと。知ってるよ。私は見ていたよ。

だからまだ私が生きてるって、そう信じている君に、今日はお別れを伝えにきたの。

私は、もうこの世には居ません。もう二度と戻ってもきません。だからどうか、どうか…私の居ない世界を受け入れて、どうか幸せになって欲しい。

いつまでも泣かないで欲しい、悲しまないで欲しい、自分を責めないで欲しい。

だって、私が居なくなったのは絶対に君のせいなんかじゃ無いんだから。

…私は君が、君のことが大好きだから!

…さよなら。さよなら!!

どうかこれからは、私の大好きな君の笑顔で上を向いて生きてください!私の幸せの分も幸せになってください!

その姿を、ずっと、ずっと見てるからね!」



121「嫌…嫌!消えたくない。消えたくない…。もっとここに居たいよ…。君の隣に居たいよ…!

お願い。もう少し。もう少しだけでいいから…。ねぇ!!

…っ………。こんなの…あんまりだよ。」



122「…何でまた私の前に現れたんですか。

あと悲劇のことは、時が少しずつ解決してくれた…。

何もかも忘れかけてたのに…。

なんで、!貴方は鬼よ!悪魔よ!!ああ…あああ!!早く消えてよ!どこへでも良い。私の目の前にもう二度と現れないで!!」



123「ばか…どこ行ってたんだよ…。もう、居なくなっちゃったのかと思った…。

もう、二度と会えないのかと思った…!

心配したんだからな。本気で、ずっと探してたんだからな!」



124「自分の命なんかよりも、大切なモノがある。…僕にとっては家族だ。

その家族が今、奪われそうなんだ。

詐欺だったとしても構わない。

僕は家族を守りたいんだ。

金なんて、どうでもいいことだ。

ただ家族が…あいつが生きていてくれたらそれで良いんだよ。」



125「例えば緩い幸せがずっとつづいたとして、君と僕がまた出会えたなら、その時はまた君と繋がりたい。また君と笑いたい。

ねぇ?不幸は終わるよ!雨も嵐も止む。空に虹が架かる。

そんな緩い幸せがずっと続きますように!君がまた笑えますように!…さようなら!」



126「最初は平和なはずだった…。

みんな明日は当たり前だと思ってた。

…みんな死んでったんだ。

あの日、あの時始まった悪夢がみんな奪ったんだ…!

返せよ…返してくれよ!

平和な日々を…日常を…皆の笑顔をさ…。」



127「例え険(けわ)しい道のりでも、君がいるなら平気だったのに…君が居なくなっちゃったら…こんな道意味がないよ…。

君と一緒じゃなきゃ…もう歩けないよ…歩く勇気すら無いんだよ…。

お願いだよ…また隣を歩いてよ…私の手を引いてよ…。

もう、私は君の手を握ることすら出来ないの…?」



128「君が最後まで笑ってくれたこと、随分たった今でも忘れない。

君と初めての海ではしゃいだこと、君と朝顔が芽を吹くのを待ち望んだこと…。

君と過ごしたあの夏がまたくると願った日を…。

私は今でもずっと忘れない。ねぇ?君は今年も誰かの隣で夏を過ごしたのですか?ちゃんと海、行きましたか?朝顔は今年も芽を吹きましたか?

…いいなぁ。また私もそっちで夏を過ごしたい。

もう叶わないけど、今でもそんな夢を見ているの。

…まぁ、君が見せてくれたあの夏の夢のほうが、ずっとずっと楽しくて綺麗な夢だったんだけどね。」




129「そんな…嘘だろ。そんな選択できない…!どっちを選ぶか?どっちを生かすか?

辞めろ…こんなの狂ってる!

なぁ、3人揃って逃げよう。治療法は逃げてから探せば良い。

必ず解決作はあるはずだ。

そんな…どちらかをこんな所に置いていくなんて…できない。」



130「分かってるよ。僕が助けてあげられないことくらい…。悔しい…なんで、どうしてこんな大事な時に…僕は助けてあげることも出来ないんだ!!

…なんて僕は…無力なんだ…。

ねぇ、頼むよ…頼むから…。今ならまだ助かるから…!もっと、自分を大切にしてよ…。」




131「酷いよ…酷いよ!貴方の為にこんなに努力したのに…迷惑って…。私は、どうすれば良かったの…?貴方に気に入られる様に…なんでもしてきた…。

貴方に否定されたら、私…生きていけないよ…。」



132「本当は怖いんだよ。だって、こんなに早く入院になるなんて思わなかったし、こんなに、こんなに早く自分が死ぬなんて思わなかったんだもん。

あーあ。もっと生きたかったな。

もっと色々したかった。

まぁ、無理なんだけどね。」



133「もう…疲れたよ。

もういっそのこと殺してくれ…。こんな気持ちになるくらいなら…生きていたって…仕方ないじゃないか…。」



134「分かりました。契約は交わします。だから…この人を傷つけないで下さい。

……泣かないで下さい。

私は、貴方が私のために殺されるだなんて嫌なんです。

…知ってましたか?貴方は、前世でも私と出会っているんですよ。…驚きました。貴方が私の目の前に現れたとき。死んだはずなのに…どうしてって。そのくらい、前世と顔つきも、その燃えるように輝く瞳もそっくりで……。私が、私の一生にたった一度…契約を交わすに相応しいと思えた人……それが貴方です。

でも、そんな貴方の命を絶つくらいならって…私のせいで貴方が殺されるくらいならって…。そう思うことくらい…許してください。

…私…大聖霊○○は、汝の名の元に結縁(ゆいえん)の契約を交わさん。大聖霊としてのこの力の全てを…その力の尽きるその時まで…。汝の糧として燃やさん…!」



135「これで…これで貴方は助かる…!

いいんですよ。私は、貴方にこの命を掛けて忠誠を誓うと心に決めていたんです。

その貴方のためにこの命を捧げる事が出来るのなら、私はとても幸せ…。

…この上無い…幸せです。」



136「…死ぬって言ったらどうするの?フフッ。もしもだよ。もしも…私があと一週間以内に死ぬって言ったら、君は何をしてくれる?」



----✂︎----2018年----✂︎----



137「嫌だ…嫌だぁあ!こんなに…早くお別れなんて、聞いてないよ…!知らねぇよ!!…嘘だって言ってくれよ…。

なぁ…。」




138「兄ちゃんとは、あまり長く暮らした訳じゃないから、皆みたいに沢山の思い出がある訳じゃない。

だけど、その分兄ちゃんは僕との時間を、真剣に向き合ってくれたと思う。

ちっちゃい頃だったから、泣いてねだって連れてってもらった遊園地や動物園。それに祭りも。

……今はどこで何をしてるかなんて分からないけど、それでも僕は兄ちゃんとの思い出を忘れずに大切にしたいんだ。

きっと、また会えるから!」



139「ああ…あああ…(涙)

君ともっと居たかった…もっと笑っていたかったよ…。

時空も、空間もどんどん散り去ってしまう…。

誰か…誰か!!この天災を止めて…。止めてよ…!!

これ以上壊さないで…。」



140「お前がこの世界の何処にいたって、必ず俺がまた会いにいく!だから、絶対死ぬな!居なくならないでくれ!」



141「なぁ…お前はあの時…死ぬ時…。何を思ったんだ?十代といえば、まだまだ未来があって、これからって時だ。そんなお前は、もうこの世にいない。

そんな現状を、僕はまだ理解しきれていないんだ。

教えてくれよ。お前は人生に満足がいっていたのか?それとも、満足だったのか?」



142「…なんで正直になれないんだろうな。いつもそうだ。分かっているはずなのに…今伝えるべき事なのに…。僕もそうだった。

大切だってことに、居なくならないと気づけなかった。馬鹿だよな…本当。なぁ、頼むから…今出来る事をやらずに後悔するなんてことだけは、するなよ。」



143「怖くない訳無いじゃん…。怖いよ。私だって、足がすくむほど怖いよ…!今だって、震えが止まらないの。だけどね。進まなきゃ…。

だって、仲間が…友達が!私たちの助けを待ってるんだから。」



144「小僧…ここには来るなと言ったはずだ!!殺されたいのか!!

……憎い?何を言っている…!

私は、お前を失いたくないから、私を追うなと言ったんだ…グッ……ああ…逃げろ…。今からでも遅くはない。…ああ…あああ…!

頼む…私は…!!お前を殺したく…ない…!あああ!!」



145「博士…。私、博士の笑顔が好きです。博士の笑う顔を見ていると、私も何だかポカポカするんです。

博士…?死は、そんなに苦しいですか?

涙…ボロボロ流して…。

大丈夫。大丈夫です。怖くないです。

博士…笑って…?」



146「ああ…違うよ。私は…死が恐ろしいのでは無い。

お前と離れるのが恐いのだよ。

ああ…今更ながら…私は永遠の命を作ってしまった事に…後悔している。お前が悪いのではない。私が愚かだったのだ。

ああ…お前と共にあの世へ行けるのなら、どんなに幸せであっただろうな。」



147「良いんだよ…お前は私の生きる理由だ。そのお前が生きていてくれるのなら、これ以上の幸せは無い。

ああ…どうか、どうか泣かないでおくれ。お前は私の誇りだ。宝だ。どうか…どうか笑っていておくれ…。」



148「私は、いつでも貴方を信じてきた!!でも…信じていたもの全てが嘘だった…。名前も、住所も、仕事も…。全部…全部全部嘘!!

…もう分からないよ…。

私に好きだって言った事も…一緒に過ごしてきた時間も…あの笑顔も…全部…嘘なの…?」



149「ああ…お前と生きる為なら、俺は何だってする。

例えそれが罪になるとしても。

例えそれが…悪だとしても。

お前とこの先も生きる事が出来るのなら…何だって。」



150「嫌だ…!嫌だ…!!なんで黙って行っちゃうんだよ…。記憶が無くたって…僕は君を想ってる…!好きなんだよ…!また君に恋したんだよ…!!僕は…僕は今でも…君を失いたく無いんだよ!!」



151「…なぁ。ああ…ここが入っちゃいけないとこだって事は分かってる。でも…そんな事俺には関係無い。

村には帰らない。…消えて欲しく無いんだよ。

お前には、ずっと側にいて欲しい。

…少し。少しだけ…話がしたい。

月夜に消え行く巫女(みこ)か…。もう、辞めちまえば良いのにな。

そんなのに大切な人を奪われたくないんだ。

…やっぱり、恐いよな。

たしかに、ここにいた人間が忽然(こつぜん)と姿を消してるんだから。

…はぁ、なんで、よりによってお前なんだよ…。

…意味わかんねぇよな。

手…繋いでいいか?…え?…触れられない。なんで…なんで!!

 …チキショー……本当に消えちまうのかよ。

逃げてぇ。今すぐ手をとってにげてぇよ!

なにが巫女だ!こんなの…ただの生け贄だ!!」



152「どうしてここに…?…駄目なんだよ。ここは巫女しか入っちゃいけないんだから。

ほら、早く村にもどって。

早く…早く戻ってよ!!

馬鹿…私が消えちゃうとこなんか…。君に見せたく無いんだよ。

もう、本当に君は言うこと聞かないんだから。

…ねぇ。月夜に消え行く巫女。

あの伝説のことどう思う?

小さい頃、何回もきかされてた。私、そんなの嘘だと思ってたの。きっと、巫女に選ばれた女の子は、化け物にさらわれてるんだって…おもってた。

でも、よかったー。だって、私が巫女に選ばれた時、

化け物に食べられちゃうーって、すごく怖かったの。

けど、ほら見て。月明かりに照らされて、私透けてる。

月明かりがここに満ちる時、私は消える。

化け物にたべられちゃうことなんかないんだよ

…ねぇ?私を抱き締めて。

ふふ、君は暖かいね。

私の今から言うことよく聞いて?

君は、村に帰らなきゃいけない。

私は月の巫女になるの。

村を守るために。

そこで、君には特別任務をあたえます。

…私の分まで生きてください。」



153異空間「ここは…どこ?私は…誰?何をしているの?

……私は…独り…?…誰か…誰か…。

私を見つけて…?

誰か……。私は何故ここにいるの…?何故ここに生まれたの?

生きてるの?

…誰か…教えて…。まま…!」



154「ああ…あああっ!!なんで…どうしてこんな事…。

皆消えちゃう…皆死んじゃう…。

嫌…嫌…嫌!!こんなの嫌…!

返して…皆を返してよ…!

嫌だよ…皆側に居てくれなきゃ嫌…。

また一人ぼっちになっちゃうなんて絶対に嫌!!

悪夢だっていい…なんだっていい…。もっと…もっと皆と側に居たいもん…。」



155「夢は…怖い…ずっと出ることは出来ない。僕は独りぼっち。

…誰か…誰か僕を助けて…ここから出して!!」



156「この惑星(ほし)には…逃げ場など無い。この惑星にいる限り…我々は戦う他には無いのだ。

…なぁ、俺はこの惑星を捨てたくは無いんだ。他の惑星に逃げれば確かに助かる可能性はある。

だけど、お前と出会ったこの惑星から離れたくは無いんだよ。」



157「私に泣き落としなど、無意味です。貴方の感情など…想いなど…何も感じない。そんなものに惑わせる心などない。

さぁ…死になさい。今すぐに…この手で…。

……………?あれ?なんで……。

なんで私…君を………。あ…あああ…ああ!!ごめんなさい…ごめんなさい!!」



158「朝起きて朝食を食べて顔を洗って歯を磨いて着替えをして家を出て…仕事や学校が終わったら家にまた帰ってくる。そんな当たり前の毎日が、当たり前ではなくて奇跡だったのだと。失って初めて気づいたんです。」



159「なんで死なないなんて言えるんですか??なんで消えないなんて言えるんですか!!

いつ誰がこの世を去るかなんて…誰にも分からない…何年後…何ヵ月後…何日後…いや。何秒後!急に姿を消すかもしれない!

それなのになんで、大丈夫なんて言えるんですか。」



160「いたっ…痛い……ごめんなさい…謝るから…もう他の人と話したりしない…しないから…叩かないで…殴らないでっ…!痛い…痛いよ……痛、いよ…。誰か…助けて。」



161「近づかないで…それ以上近づくと、君は燃え尽きてしまう…君のこと好きだから…君を失いたくないんだ…君を失わないためなら、僕は1人ぼっちでも良い。いくらだって我慢できるさ…!だから…それ以上僕に近寄らないでくれ…。」



162「これが例え、過ちだったとしても…僕は○○を救いたい。

僕は、どうなってもいい…。そう思ってきた。

禁忌の術だということは理解している。…しかし、その程度で諦めるつもりは無い!

っああ!く…何故!何故邪魔をする!○○…!○○っ…!!あああっ。。」


163「黙れ…黙れぇ!!俺は間違えてなどいない!目的はどんな手を使ってでも果たす!

…近づくな。俺に触れるな!

俺は…ただ妹を!!目醒めぬ星の巫女を…。救いたい…だけなんだ!!

生け贄なんて…どこのどいつが決めたか知らねぇが…俺の妹は俺より長生きすんだよ!!

そう決まってんだよ!!返せよ…返せよ!!僕の…愛しい妹を…返してくれよ……。」



164「あたしは、大切な奴をバミューダトライアングルに奪われたんだ…。

あんた達だってそうだろ!あたし達は、大切な人を…救うためにここまで来たんじゃないか!

ここで諦める気か…!ここで失った人を見放す気か!!

…もういい。恐れる者は今すぐ船を降りよ!!

あたしは、一人でもあの魔の三角地帯と戦う。そして、必ず救いだしてみせる!!」



165「今日は…君が逝ってしまった命日…。真夏の暑く蒸された砂浜と、透き通った空は、君の笑顔を思い出させる。

どうして…どうしてあの時救えなかったんだろう。

どうして…手を伸ばすことが出来なかったんだろう。

それは…自分が弱かったからだ…。

ねぇ。君の事…まだ私は忘れないよ。

みんなは忘れたがってるけど…それでも、あの夏の出来事を、私はずっと想ってる!!

…ほら、見て?あの海で採った水…君と…楽しいねって…笑いあった…。あの夏を忘れないように、ずっと持ってるんだ。

大好き…今でも大好き…!」



166「これだから…僕は女が嫌いなんだ…!母さんも例外じゃない!もう…僕に気安く近づかないでくれ…関わらないでくれ!!

ようやく…やっとの思いで、僕は幸せを掴んだのに…母さんのせいで…母さんが居たから…。また逆戻りだ…。どうしてくれるんだよ。」

 

167「もしもし…○○、いきなり電話なんてかけてゴメンね。…ううん、特に何でも無いんだけど………嘘…何でもある…。○○がそっちに行って…もう3年。私、寂しいんだ…。

ねぇ、○○…いつ帰ってくるの…?

困らせちゃう事は分かってる…私が待てるよって見送ったことも…でも…。もう限界なの…。」


168「私は…ここで絹の布を織るのが仕事です。何日でも…何年でも…。私はここで織り続けます。

…つまらない事無いですよ。

フライングの民は…この布を使って空の旅をするんですから。

皆の力になれるこの仕事を…私は誇りに思います。

…もういいんです。帰ってください…。

そして…もう二度と此処に来ないで。」


169「ここに生まれて…いろんな苦しい事…悲しいことがありました。でも、やっぱり此処に居たい。そして、最後にはこの地に眠りたいと思うんです。

ここに縛られている訳じゃないんです。でも…皆がいずれは離れていくこの土地を…私は息耐えるまで見守っていたい。

…変ですかね?こういうのって。」



170「病気になったから辛い…?俺は病気じゃないから楽だろって…?

…ふざけるな。出来る事なら…俺の気持ち(コレ)にも、病名が欲しかったモンだな。

病気であれば、誰もがコレの存在を理解してくれる。共感や哀れみを持ってくれるだろ。

だけどな、俺のコレには形が無い。コレの存在は俺だけが認識してるんだ…。

ちゃぁんと形をつけられたお前には分からねぇよ。この、形の無い事の辛さなんてな。」



171「確かに…辛いよ。あんな事があったんだもん。辛くないよ…なんて、そんな事嘘でも言えない…。でもね?私は歩いていかなきゃいけないの。

この足で…しっかり踏ん張って、自分を自分で支えて…立たなきゃいけないの。

だから…もう落ち込んでなんかいられないよ。」



172古い映画は不要になる。「…駄目だ。私はお前の側にずっといる訳には行かないんだ。…私は、この鮮(あざ)やかな世界の住人ではない。

白黒で…同じ事を繰り返す…そんな…つまらない映画の世界の住人なんだ。

そんな私が…映画の中の登場人物が、現実に現れるなんて…そんな映画みたいなことが起きるには…それなりの代償が必要なんだ。

…もう一度言う。……私はお前の側にずっといる訳には行かないんだ。

ほら、映画を見たって…そのうち忘れるだろ。新しい映画を見れば、古い映画なんかどうせ忘れていくんだ。

今は色のついた映画や映像が山ほどある…私なんか…不要だ。

それじゃあな。私はここを出ていこうと思う。

お前の側にいるのも飽きた。

……では。さよなら。もう会うことも無い。」



173魔王に愛された人間「私は人間で、貴方は魔王。

私は、貴方のように何万年と生きていられる訳じゃない。

それなのに、どうして私を欲するの…?貴方の一生のうちで、私の存在は…ほんの一欠片にも及ばないのに…どうして私を愛してるだなんて言えるの…?

魔王と人間の恋だなんて…そんなの聞いたことも無い…。

出来るはずが無いの…叶うはずがないの!

叶わないのに…俺が幸せにしてやるなんて…そんなこと言わないで。」



174「人はお互いに何にも知らない所から知り合っていく。

私もそうだった。君と出会って…私の心の中に君っていう真っ白なカンバスが現れて…君と過ごす内に、その真っ白なカンバスを塗っていくの。

…でも、作品が出来たらね…。

サヨナラしなくちゃいけないの。

私の中で…君を描くのは、もう終わったの。

だから、サヨナラしなくちゃ。

……ねぇ?君は何色だったと思う?

……分からない…か。

…最後だから…教えてあげる。

○○色だよ。」



175「伝えたいよ…伝えたかったよ…死んじまうとか、そんなの聞いてねぇよ…!

今でも…今からでも…伝える事が叶うなら…この想いを伝えてぇよ…。

俺が戻るまで…絶対死なないでよって…私も死なないからって…!そう言ってたじゃねぇか…約束したじゃねぇか…!

何俺との大切な約束…破ってんだよ。

これじゃあ…迎えに行き(君に貰われ)たくても…行けねぇ(貰われる事、出来無い)じゃん。

この気持ちは、どこにやればいいの…。」



176「ふふ…大丈夫。自信を持って。貴方ならきっと大丈夫。

人は、生き物は、必ずいつか死ぬ。…だから、私もいつかは死ぬ運命なのよ。

…それでも、貴方の側に少しでも長く生きたいと願ったことはあるけれど…。

…でも、もうダメみたい。

ああ…泣かないで。悲しい顔をしないで。

死んでしまっても、私はずっと貴方を忘れはしない。

貴方を愛してる。ずっと。ずっと…」


177「死者は二度と…戻る事は無い。それが分からないの?

いつまでもあの人を想い続けるのは間違いだって、いい加減気づいて。

…ねぇ。私は貴方を想って言ってるの。死者を想い続ける事に意味はない。私は、ただ貴方に今を見て欲しいだけ…!」



178ただ愛してる「俺は…生きてた頃、家族を捨てて、夢を選んだ。戻ろうとはしたが…それでも一度は家族を捨てたんだ。だから…忘れられるのも当然さ。

だけど…忘れられる前に、もう一度だけ娘に会いたかった。会って、抱き締めて…ただ愛していると伝えたかった…。

ただ…それだけだったんだ。

なぁ、相棒…生界(せいかい)に帰って、夢を追うことを悪いことだとは言わない。

だが、忘れるな。家族がお前を愛してるって事を。

いつだって、家族だけはお前の見方だってことを。」



179死後の世界から「なぁ…もう帰っちまうのか?

もう少しここで遊んでいけば良いのにぃ!…って、そんな訳にもいかないか。

…忘れるなよ?此処での事。お前は、良い奴だった!俺も忘れねぇ。…だからよ、俺の事も…一ミリくれぇは、覚えててくれや。

苦しい時は、いつでも俺を呼べ!聞こえなくても、ちゃーんと此処から叫んで応えてやるよ!

合言葉はTo the world of Hades(トゥ ザ ワールド オブ ヘイディーズ)!"黄泉の世界へ"だ!」



180「…皆、私と旅をしてくれて、仲間でいてくれてありがとう!!

皆で、この国を守るために戦った事、私忘れない!

私は、やっぱりこの国を守りたいから…!大好きだから!ここに残るけど、…それでも、また…また逢うことができたら、…その時はまた!お前は仲間だって、言ってくれるかなぁ!!」



181「…なんで来たんですか?

来ないでって言ったのに。

やめなよ。そんな事したって意味ない。

………意味無いってば!

…無駄だよ。この檻から私を出したって、この首輪が外れない!

私を置いて帰ってよ!お願いだから…。。

死んじゃうよ…もう見たくないんだよ…!愛する人の死なんて…!」

 


182「来るな…!それ以上来るんじゃない。ああ…ああああ!!逃げろ…逃げろぉお!!ああ、あああっ。………。あは、あは、あははは!!人類滅亡の時は近い!!もっとだ。もっと我に生き血を与えるのだ。っ…ああ!!辞めてくれ…。辞めてくれぇえ!!人間よ。従え…従えば苦痛や痛みを感じる事は無い。ただ我に自身の身体を委(ゆだ)ねるのだ。

そして、目の前にいる人間を、殺そう。」



183「ああ…今日はもう7人も送った。

次々と倒れていく人々を見ていると…まるで人形のような…マネキンのような美しさを見るの。

狂ってる?

…そうかもね。時と人の死は人を狂わせる。

…早くこの時代が終わって欲しい。」



184「お前の言う神様ってやつに生きてろって思われてりゃ、俺は死にゃあしねぇよ。

安心しな。これでも俺は、今まで死んだことはねぇんだ。

…当たり前だろって?クソガキのくせに、そういう事は知ってんじゃねぇよ。

泣くな?神様ってのは、いるんだろ?大丈夫だ。」



185「天国で、神様は言いました。"生者(せいじゃ)の世界で再び生きたいと言うのならば止めはしない。だが、これだけは覚えておくのだ。死者が、今を生きる者と愛し合う事など、許されないのだ。もしも…お前が生者を愛し、また同じく生者もお前を愛したならば、お前は消えてしまうだろう。"と。あの時の私は、絶対に誰も愛することは無いと思っていたんです。

でも、貴方と出逢って…一緒に過ごしていく内に、私は貴方に惹かれていた。

本当は、貴方に愛していると言われたあの時も、あんな酷いこと言うつもりは無かったのに……。

あの…ちょっと聞いてくれますか?もう、信じて貰えないのかもしれないけど…。

私………貴方のこと、愛してます。

分かってますよ…そんなに言わなくたって。

でも、もうこの愛は…隠せませんから。」




186「呪いを完成させるには…人の憎(にく)しみ。それだけで十分、事足りる。

知っていた?人の幸福なんて、憎しみに比べればほんの一握りしか存在しないって事。

私を見て。憎しみが集まってきては、私の身体を食べていくの。

もう少し…もう少しすれば、私はただの植物…自然に還(かえ)るの。

止められない…誰にも止める事の出来ない。………憎いの?私を蝕(むしば)んでいくこの呪いが憎いの?……そう。

皮肉なものね。呪いを完成させるのは…貴方。」



187「ああ…この惑星(ほし)の最後の時は近い。星が降り、火山は燃え…海は荒れ…大地が泣く。

空の果てが少しずつ近づき、そして大地と重なる…。

この惑星の生物達よ!この惑星を見よ。この惑星から目を逸(そ)らすな!この惑星と共に生きろ!!

この惑星で生き、歩んできたのは他ならぬお前達だ!!

その足跡に誇りを持て!!上を向け!

この惑星は、我らが楽園だ!」



188一人ぼっち「僕は、ずっと一人ぼっちだった。だから、これからも一人ぼっちでいい。

君が、君の仲間に仲間外れにされるくらいなら、僕は一人ぼっちで良い。

ありがとね。僕と、二人ぼっち…してくれて。」



189「悲しくなんか…ありません。ただ…悔しいんです…。

あんなに…苦しがってたのに…あんなに…助けを求めてきてくれていたのに……私、何一つ出来なかった…。

私、無力ですね。」



190「辞めてください…もう、辞めてくださいよ!!……喧嘩なんて、何も生まないじゃないですか…。ただただやられた側が、やった側に憎しみを抱(いだ)くだけであって、その繰り返しだ!!

今までの犠牲(ぎせい)の数…それだけ憎しみが生まれてる。

何処かで辞めなければ…そしてそれが今じゃなければ!また誰かが死ぬんだよ!!!

そしてまた…次も…その次もその次も!!繰り返すのか??

どうなんだって聞いてんだよ!!」



191「なんで…言ってくれないんですか!!なんで一人で溜め込んじゃうんですかぁ!!

私だって…私だって、貴方の力になりたいって思ってるんです!

もっと頼って欲しいんです!!

……なのに、なのに…。貴方は私のことを見てもくれない……。

私は、どうすれば良いんですか!」



192「気にしないで下さい。私が悪いんです。私が…身の程知らずに自分以外がいる日常を望んでしまったから…。

平気です!私は平気ですから!だから…貴方は、自分の日常に、帰ってください。」



193「"死にたいなんて言うなよ。皆がついてるから。"そんな言葉は、きっと僕達みたいな他人行儀な外野からの厚かましいエゴでしかなくて…。

実際僕達は、きっと自分が可愛いんだ。…自分が生きていることが出来れば、それで良い…。

テレビの中のニュースキャスターは、毎日人が死んだニュースを読み上げる。そしてそれをただ毎日傍観しているのと同じで、僕達は目の前の同じ空間を生きた人間の苦しみさえも、悲しみさえも、死さえも…!ただ傍観していた…。

ねぇ…質問、してもいいかな。"命"って、なんですか。」



194バケモノ「"バケモノ"それがボクに付けられた名前なら、ボクは独りでいる事しか出来ないのだろう。

"バケモノ"それがボクに与えられた一生なら、そこを死ぬその時まで生きるしかないのだろう。

"バケモノ"それはいけない事ですか?

"バケモノ"それは、何ですか?」



195老人「余命数日…ああ、もうそんなになるのかい。…いや、もう私は死ぬのか。と正直今もまだ信じられなくてね。

…大丈夫。まだ私は生きているんだ。いくつになっても、今日が一番新しい日だからね。」



196どうせなら。「ん?…ああ。悩みが無い訳じゃないよ。辛い事、悲しい事沢山ある。

でもさ、笑った方が楽しいから。笑ってた方が少しでも幸せだから。

だから、どうけやるなら、どうせ生きるなら楽しいフリをしていたい。

僕はそう思うんだ。」



197二人ブランコ「ああ…昨日まで隣のブランコ漕いでた君は、何処にいったんだろう?

何回やっても何回漕いでも君はいつも一等賞。一番高く早く漕いだのはいつも君。

……いつも二等賞の私が今はいつでも一等賞。

…二人ぼっちのブランコ遊び…。

……"君が居なきゃ私は独り。"」



198「笑顔…その裏には何があるの?……ずっと信じてきた。でも、君の笑顔の裏には、いつも苦(く)と涙があったんだ……!

なんで…。なんで言ってくれなかったんだよ…。

笑顔に隠して…そのまま居なくなるなんて…そんなのズルいよ…。」



199「痛くなんか無いよ。

だって、君が側に居てくれるから。何にも…痛くない。

でも、どんなに自分が無傷でも、幸せでも…君が側に居てくれなきゃ、心(ここ)が痛いから。

……だから、ずっと側に居てね。約束。」

※書いた時の想像シチュエーション:私を守るために、傷を負った彼は、"全然平気だ"という。

彼にとっては、"私が居ない。"その状況が一番痛いのだ。



200迷惑「……?なんで死んだの?これが僕の為だとでも思ったの?

…なんでさ。なんでさ!!なんで、なんでなのさ!!!

っ……散々、君には迷惑かけないからとか…私は平気だとか言っときながらさ、……こういうのが…一番"迷惑"なんだよ……!」